本作品で取り上げるヘルパーは、登録先のヘルパーステーションや訪問看護事業所から連絡を受け、利用者の自宅に出向いて介護サービスをする。しかし、過酷な肉体労働に対して賃金が伴わず、辞めていくスタッフは後を絶たない…。賃金問題のように表面化することは少ないが、ここ数年、女性のホームヘルパーや介護士を中心に問題になっているのが、要介護者からのセクハラ・問題。身体を触るなどの行為は日常茶飯事、まともな給料もないような弱い立場のヘルパーたちは性的な嫌がらせをされても誰にも守ってもらえない。これはそんなヘルパーたちが実際に体験した、体験談をもとに再現したドラマである。