それは、息子・タロウが同級生からいじめられているという事実から話は始まる。何故なら、彼のカバンの中に落書きされたノートなどが入っていて、しかも、決定的だったのがタロウが自分の財布から金を取ろうとしたのを見て、京香は息子がいじめられていると思い当った。しかも、いじめっこからエロ本などの万引きを強要されられて、万引きの常習犯と学校に連絡されてしまう。それを知った担任教師が渋い顔をして自宅前でタロウに説教をしていた。そんな様子を見ていた京香は、頭ごなしにタロウを叱責する姿に、「いじめられて、万引きを無理強いされたのでは？」と抗議するが、担任は聞く耳を持たない。「うちの学校にいじめはありません」と断言し、きつい口調でタロウを問い詰める。担任は、「自分の意志で万引きした」と無理矢理認めさせる姿を見て、様々な意味合いで辛抱堪らなくなった京香が、遂に行動に出たのだった…。