主人公は、学園長の依頼で、女を性的に調教して相手の婚約者を満足させる……という『花嫁調教師』だった。主人公はある時、“藤沢リサ”という女の調教を無茶なスケジュールで依頼された。必死の思いで、なんとかその仕事をこなし“見合いを成立”させた。だが、ペースが乱れていたためか、思い入れが強くなり過ぎたせいか、しこり……“未練”を引きずってしまった。プロとして危機感を感じた主人公は、足を洗う決意を固める。だがその時すでに、学園長は次の見合いを引き受けており、しかも先方は主人公を是非にと指名していた。義理立てのため、やむを得ず“これが最後”と引き受けてみると、花嫁は主人公の元彼女――純粋に愛していたが不幸にも結ばれることがなかった少女“倉橋かなえ”だった……。彼女の幸せを主人公は願ってやまない。しかし、彼女のゴールは他の男の胸の中。彼女との肉体関係を夢見なかったわけではない。しかし、彼女と一線を越えることは決して許されない。主人公の、苦悩の、七日間の調教が今始まる。濃い、漆黒の、調教の夜が……