小さな温泉街・水守町で生まれ育った主人公・“藤見原守矢”。夏休みも半分近くが過ぎたある日、いつものように所属する弓道部で汗を流す守矢は、その練習中に水神森の山道から滑り落ち、湖で水遊びをしていた二人の少女たちと遭遇する。その姿に一瞬見とれてしまうものの、我に返った守矢は慌ててその場から逃げ出してしまう。だが、その日の部活を終えて帰宅した守矢を待ち受けていたのは、昼間湖で出会った少女たちが待ち受けていた。話を聞くと、ふたりは守矢の父親の友人の娘で、しばらく自分たちの面倒を見てほしいと、父親名義の手紙を盾に懇願してくる。正直、どうしたらよいものかと戸惑う守矢と妹の“和”。結局、帰省していた姉・“雅”の判断で、半ば強引に少女たちの受け入れを決定してしまうのだった。かくして、“日向”と“小宵”と名乗る謎の姉妹は、しばらくの間この藤見原家で過ごすこととなるのだが――